洗濯ものがひらひらくすぐったいよと身をよじらせて

風さんうふふと口を押さえてよかったよかったとからみ合ってる

とても晴れた月曜日バスで動物園まで

もう春だね

長かった冬の荷物をおろし

銀杏の木も着物を脱いだ私は私でよかったわ

僕も僕でよかったよ　

とても晴れた月曜日バスで動物園まで

もう春だね

僕は今でも覚えてるよ

冷たい雨の降る京都の春に君はひとりじゃいられなかったし僕はふたりじゃいられなくて

あれからもう二年もうずっと前の話かもね

太陽の光で顔を洗うと心の奥でおはじきがはじけた

よいこらしょと背伸びをするとビー玉ころころころげ出した

とても晴れた月曜日バスで動物園まで

もう春だねもう春だね

作詞：友部正人氏

飛び立つ鳥は後ろを見ないし、わたしも見なかった。

今後ろにいると、あの時の母の気持ちがわかるような気がした。