
“お年玉袋の百円札、においが素敵な百円札、もうすぐなくなる百円札、、燃やされ残る百円札、、”一時帰国中に母がくれた。身の回りのものを片付けているように思われた。あまりいい気分ではなかった。今回帰国中、母が、“歳を取るのはいやじゃねぇ”と言った。一時帰国し、帰る前の夜はいつも、お金がここ、通帳はここ、判子はここ、、という話をする。
娘と母とわたしは山陰線の小串駅から下関まで行き、そこから小倉駅。小倉駅の前のデパートで時間をつぶし、そこから10時40分の高速バスで、福岡飛行場まで。そこでチェックインをしてから、博多駅へ。娘に時計を買ってやると言い出した母と三人でヨドバシへ行き。娘が安いのでいいと言っているのに、いい時計を買った。これからの時間を大事にしなさいということか。いい時計なら長持ちするとおもったのか。
お昼は娘には悪いが母の好きな日本料理屋は行った。母は父のことがあるので、外出してこういうところへはなかなか来れないと言う。
改札口でさよならはつらいのか、買い物をするという母と駅の中で別れた。小さな母は人ごみの中に消えた。
家の前で別れた父は私たちの乗ったディーゼル車に二階の窓から一生懸命手を振っていた、娘が先に見つけた。まったく期待していなかったわたしは驚いた。
その時の様子は、
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