帝国義勇艦隊建設之章」
明治中期に「帝國義勇艦隊建設義金」の募集がなされていますので、それの記念かもしれません。交通博物館にあった模型の「武装商船さくら丸」も関係があったようです。少し長いですが参考文献です。「戦時に於ては義勇艦隊を組織し帝国海軍の一端に供へんとするに在りて(中略)茲に多年の素志を実行せんことを期し、艦船は(中略)とすれば千五百万円なるにより、凡そ之を人口に割当て赤十字社の事業に倣ひ資金を募集せんとするに在りと。」
帝国義勇艦隊は 名
ロシア義勇艦隊に倣って日露戦後に生まれた構想ですが,現代風に言えば帝國海事協會(現在の日本海事協会)の外郭団体で,後年は海軍退役組のケッコウな天下り先になりました。 義勇艦隊計画自体は国民の協賛を得て,国民の献金で(現代では考えられな~い…)「さくら丸」に続き「うめが香丸」,「さかき丸」の3隻が建造されましたが,客船としてはやっぱ不評だったそうです。やっぱナァ…(以下,マニアックになるので自粛) ときどき古道具屋に記念メダルの類が出ておりますが,ひらがなさんのお祖父様が献金に協賛されたものと思われます。

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